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2020年6月11日木曜日

緊急事態宣言解除後に感じる、何者でもない自由

 
 緊急事態宣言が解除されて地域の図書館が再開したので週末に行ってきた。図書館に行くというだけでうきうきした。もともと図書館という場所が好きなのだ。同じように図書館の再開を待ちわびていた多くの人が来館していた。本を借りてすぐ帰る人もいたけれど、ベンチで本を読みふけっている人も机で勉強している人もいた。館のなかを安堵感が流れていた。

 通路をぬって本を探しながら、自分がほっとしているのが分かった。それはなつかしい場所に帰ってきたという気分であり、周囲の目から解放される安心感だった。緊急事態宣言が解除されたからとは関係なく、小さい頃から図書館は私にとってそのような場所だったのだ。図書館で私は何者でもない自分でいられる。誰からも見られないでいられるし、誰からも何も問われないでいられる。そこでは私が何を考えているか、何をしているか、年収はいくらか、人にどれだけ好かれているか、といったことは問われない。

2020年2月9日日曜日

ストックとフローのはざまで---情報の波に溺れるとき


ネット上で、自分の関心を引こうと待ちかまえている多量の情報にさらされてアップアップしてしまうのは私だけだろうか。毎日、関心のスイッチの切断と接続が目まぐるしく繰り返される。自分の思考が断片化されすぎて、一日の終わりに、自分が誰なのか分からなくなる。そのような巨大な力に飲み込まれていくことに漠然とした恐怖を感じたのが、ツイッターを見るのを控えるようになった個人的な理由だ。

私のその不安を、まさにそのまま表現していたのが、ジア・トレンチーノだった。NYタイムズの書評ポッドキャストで彼女について聞いた時、彼女のことをもっと知りたくなって早速ネットをあさった。(ネットをすべて断捨離したわけではなく、何かしらのつながりを欲してポッドキャストを聞いたり、オンライン記事を読んだりはしていた。)昨年彼女の新刊"Trick Mirror"が出たばかりだったので、そのプロモーションのための動画やインタビュー記事が多く見つかった。彼女が雑誌ニューヨーカーのスタッフライターであり、それ以前はジェゼベルというフェミニズムウェブ媒体の編集をしていたことがすぐわかった。

振り返り 12月27日(金)仕事納め

12月最後の金曜日の今日は仕事納め。 しかし、仕事納まってない。 12月後半は、締め切りが重なって怒涛の日々だった。しかも作業量の大きい案件ばかり。 そして締め切りラッシュは年明けまで続く。