2020年4月4日土曜日

心が疲れたときに再生するための習慣の力



私は普段、朝6時前に家を出て仕事に向かう。つい最近までその時間の町はまだ暗く、街灯の明かりに照らされて駅へと向かわなければならなかったが、まだ寝静まっている家も多い中、必ず明かりの灯っている団地の一室があった。窓の大きさと位置からしてダイニングキッチンの明かりだと思うのだが、角を曲がってその光が目に入ると、「いってらっしゃい」と言われているようで心温まった。その家の前を休日に通ると、たくさんの洗濯物が長い竿に規則正しくずらりと干されている。今日のように何枚もの布団が干されていることもある。どのような人々がその部屋に住んでいるのかは知らないけれど、その規則正しい生活の形が私を安心させてくれる。
 

身を切るエッセイ漫画 永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

作品の帯にはこう書かれている。 「高校卒業から10年間、息苦しさを感じて生きてきた日々。 そんな自分を解き放つために選んだ手段が、 「レズビアン風俗」で抱きしめられることだった―― 自身を極限まで見つめ突破口を開いた、赤裸々すぎる実録マンガ。」 大学があわなくて中退して以来、アル...