ツイッターを退会した。深く考えず衝動的に。
深くは考えなかったけれど今日読んだ『自殺依存』に影響されたとは思う。
この本、二週間以上前に図書館で借りたけれど、すぐ読む気にもなれなかった。でも、最近精神的によくない状態が続いていて、どうしたらよいか分からなかったのでとりあえず手に取った。別に答えを求めていたわけではないけれど、著者の経験が自分に似ているところがあったので彼女がどうなるのか知りたかった。
冒頭で著者が一人でスキーツアーに参加した話が紹介される。そのツアーで著者は他の参加者からあぶれ、必然的に一緒に行動をすることになったツアーコンダクターの優しさに甘えて過度に自分をほめさせようとした結果、ツアーコンダクターの態度が冷たくなり、孤独に陥って嘔吐した。以前から嘔吐することがあったらしい。
著者はツアー帰宅後もイライラが激しくなり、仕事も趣味の合唱団も何も気力がなくなり、病院を受診する。仕事では遅刻が増え、受診先の看護師に何度も電話して「死にたい」と訴え、ODとリストカットをくり返す。誰かに優しい言葉をかけてもらいたい、注意を引きたいが故の行動だったと著者は自己分析する。
著者の精神状態が、今(および今まで)の自分の状態に酷似している。私自身、寂しくてたまらなく、かまってほしくて、一人の相手に何度もしつこくメールを出し続けた時期がある。相手に「しつこい」と言われていたにも関わらず。今ではそのような問題行動は自制できるようになったが、最近再び同じような精神状態(寂しい、かまってほしい、誰も私に感心を持ってくれないことに対する怒り)がぶり返している。ツイッターをしているときに一番そうなりやすい。だからやめることにした。それだけでなく、今こそきちんと自分の問題と向き合うべきかもしれないと思う。
この本で著者は、希死願望がひどくなり、危機感を感じて、病院を受診し、入院している。
病院を受診している間も、医者や看護師の関心を引こうと何度もODやリストカットをくり返し、看護師に電話するという問題行動をくり返している。それでも満たされず、医者の態度を冷たいと感じて、行動がエスカレートしていく。
彼女が変わることができたのは、入院して何もしなくていいんだと思えるようになったこと、医者に突き放されたこと、などいくつかの契機がある。彼女は、自分が相手の関心を引こうと「死にたい」と口走っていたが、それは問題の解決ではないといことに気づき、問題に立ち向かい始める。その中で彼女は、自傷行為がSOSであり、一番気づいてほしい相手が親であることに気づく。また、彼女は、寂しさを受け入れて自分で自分を癒やすことを学ぶ。
この本を今読めたことには意味があるのかもしれない。今の私は寂しくてたまらない結果、サイトで動画を見るためにとめどなくお金を使っている。そうすることで、その先の誰かとつながれるという幻想にすがる。でも、実際には動画主とも誰ともつながれるわけではない。その事実を認識して落ち込む。そして、自分に答えてくれない相手に怒りを覚える。「死にたい」と思って行動を起こすところまではいかないが、心の向かっている方向は、自傷行為を行っていた当時の悠風さんと似ている。
人に対してイライラしやすいことも、つながっている。こういう精神状態だと、近づいてきた人に過度に依存して、結果的に関係を壊すことも分かっている。だから、今こそ自分の心の問題と向き合おうと思う。
その第一歩としてツイッターをやめた。仕事のことも夢のことも、この問題とちゃんと向き合わないかぎりうまくいかないだろうと思う。
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